ねくねみねねれーしょん?

ぐだぐだぽえむ

待ちくたびれて朝が来る (過去作)

公園の講演の後援も終わりなんかもう夜かなくらいな感じの夜生暖かいあの感じねヒートテックに手を入れた時みたいなくだらない駄洒落も出なくなってきたてか俺もう疲れたわてな感じで夜になりかけの夜を歩く白い線踏んで歩く落ちてる吸殻でも数えながら誰か…

灯火

今週のお題「ハロウィン」 迷子の足音消えた 灯火を延々連ね葬儀 逝末何があろうと 山の南瓜畑に 欠ける月の夜 山の民は 狂い狂い踊り明かす 醜い姿は 霊さえ慄く 言い伝え 山里から離れた街からも 燃え上がる焔が見える 街の民は 彼らを 《人》と呼ぶことに…

寒気

こんな静かな夜は 4年前のことを思い出す 思い出は全部置き忘れてきたから 特に書くこともないけど そういえば元小の友達が 子供産んだらしい 明日お祝いついでに少し遊ぼうかと 勉強の息抜きに そんな勉強してないけど 対人ゲーム向いてないとかいいから も…

生きた証を残したくて

この何も無い世界に 私たちの墓でも作ろうかな 残すことに意味は無いけど ただこの努力を認めてほしい あの日、戦争の恐怖を知ってからずっと 生きる意味を考えられなかった 生きさえすれば何とかなる 生きなければ意味が無い 固定観念の積み重ねが 今になっ…

青空

そんなに暇じゃないし そんなに器用じゃない レジ袋が有料化して シールのものを買うことが多くなる 朝の憂鬱な時間帯 飲み物の陳列棚のドアは いつもより重く感じて 冷えきったお茶に 目も覚めない 暖かいココアでも 買えばよかったなんて 踏切の前で 寒い…

腕時計

本当に辛い イヤホンから流れる 大好きなバンドの曲でも 嫌になる夜 吐き気がして イヤホンを外す 寝静まり返った住宅街 もうすぐ電車の音も止むくらいの時針に 冷たさを感じる 腕時計を耳にあて 秒針の音を聞くと 何故か妙に落ち着く 在り来りなコンビニの …

甘温い位がちょうどいい

付き合う前のがときめくみたいな 在り来りなマイナス思考に 取り敢えずチョコソースかければ それなりに甘くなるかなとか 言ってるくらいの恋愛感情 それなりに退屈になってくる ネットの人との肉体関係が 騒々しいくらいの 行き過ぎた感情だったことを 昔の…

捧げ

愛って 精神損傷の保険みたいなものだよ 小学五年生のとき仲良かった子に教わった 「私が彼を愛せば 彼は私を愛してくれる 私が失敗しても 彼が庇ってくれる 私が辛くても 彼が慰めてくれる 私が悪いことしても 彼のせいにできる 私が浮気しても 彼は私をもっ…

ヨモスエ

金曜の夜って別に 神聖なものでも何でもなく どちらかと言えば社会人向けの そんなそういう日みたいな 学生はそもそも土曜日学校あるし 夜更かしするものもないかなみたいな 少し浮かれて 2時くらいまではみたいな そんな具合に イヤホン越しの 顔も知らない…

消えた夏の夜

花火の後の静けさ 耳が慣れない 君の声が幾分か小さく聞こえる いつも見る制服の君と 今日だけ特別な浴衣の君は 雰囲気から違う気がした 花火を見た公園から駅まで歩いた 付き合ってもない君の隣で 新しい何かが芽生えそうな 曖昧で落ち着かないこの感じ 早…

六畳間物語 #1

図書室の奥の空き教室 図書準備室みたいな 古い本とダンボールが積み重なるその奥に 何故か畳が敷いてある 居眠りの罰として掃除をしていたが なかなかいい場所を見つけた 昼休みはここで毎日のんびりしようと… 『柳瀬くんだよね、ここで何してるの?』 クラ…

最期の一歩

恋じゃなくて愛なんて言い訳 もう聞き飽きたし 嘘じゃないってより 合理化することしか出来ない愚かさ 君の嘘と僕の妬みが ぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる 回り回って転生の輪廻 天井にくくりつけたロープの輪っかに手をかけた ぐるぐるぐるぐるぐるぐる…

はじまりの物語

初めて朱莉に会ったのは幼稚園の頃だった 朱莉は俺にずっと着いてきて 妹みたいな存在だった よく俺の家に来ては 一緒にぷよぷよをして遊んでいた 朱莉は物語の序盤出てくる 骸骨のキャラクターが怖くて それ以上進めなかったっけ そして同じ小学校に入学し…

灰被り猫

あ、また嘘ついた ほら早く行くよ? いいじゃんちょっとくらい あれ、眠いの? ごめんねわざわざこんなところまで 愛してるよ 記憶 いつかは 消えてなくなる 桜のように 散って散って散って散って 逃げ続ける僕はまだスタートラインにも立てない

熱宙症

ありがちで退屈などこにでもある そんなちょっとした思い出でも描く あの日あの時あの場所で 君の最期をみた 視たくないものを じめじめした夏の日を 足跡を見送った 取得のない人生なんて そんな当たり前なことを わざわざ口に出すこともなく ただ火葬を好…

日常

冷えたドアノブを捻る音に続いて 誰もいない部屋にただいまの声が響く 君の置いていった化粧品とか たわいもない売れ行きの悪い陳列棚みたいな 洗面台で冷たい水に手を濡らす 既に冷えきってて冷たさを感じないけど 湿ったタオルは仄かに温もりを感じた 絨毯…

定義域

悲しい 寂しい 辛い 居なくなりたい 8ビートよりテンポのいい4拍子 自分が嫌いなんて嘘ついて 馬鹿みたいな感情抱いてる自分が 本当に嫌い でもさ 今も君は笑ってるよ 悲しい時も 寂しい時も 辛い時も 死にたい時も いつも君は笑顔だ そうだ、 今日からこれ…

分針

時計を眺めてみても 部屋の隅に座ってみても ベランダの外に出てみても 夜空を見上げてみても 君といたあの時間は戻ってこなくて 時計の針と一緒に 過去に囚われている自分が 時間に囚われていく スマホを手に取っても LINEは開けなくて Twitterを開いても …

人間不信

信じられないのは 自分自身なんだな って馬鹿みたいに枕を抱いて泣きわめく このじめじめした夜に 零れる溜息だけは少しひんやりしてて なんだか今日のことを 手紙にでも書いて忘れたいよ 風船にくくって飛ばせば 誰かに届いてくれるのかな 都会に帰った君の…

明日早いのに眠れない夜の物語

羊を数えても 山羊を数えても 素数を数えても 眠れない夜 みたいなお話 いつも眠たくて ぼーっとしちゃって 時にうたた寝しちゃったり なのに今日は 眠れない夜 君と僕の物語 早く君に会いたくて もうすぐ寝るから待っててね 瞼の中の小さな物語 君と会って…