ねくねみねねれーしょん?

ぐだぐだぽえむ

熱宙症

ありがちで退屈などこにでもある

そんなちょっとした思い出でも描く

 

あの日あの時あの場所で

君の最期をみた

 

視たくないものを

じめじめした夏の日を

足跡を見送った

 

取得のない人生なんて

そんな当たり前なことを

わざわざ口に出すこともなく

 

ただ火葬を好む

ちょっと変わった人だった

 

遺骨はちゃんと約束通り

横浜の水平線に撒いたよ

 

今日もあの日みたいに

じめじめして嫌になるよね

君はいつもここで

ずっと陽に当たったりして

熱中症になっちゃうよ

 

そう言って微笑む君を思いながら

暑さで涙も枯れた

 

嘘だけど

汗も涙も同じようなもんだよ

結局意味なんて見いだせない

 

暑かった

 

あの日も

暑かった

暑い日が続くと

なんだか君がそこにいるような

気がする

わけないか

 

あれから8年

もうすぐ忘れられそうだよ

 

呪いに出てこれるなら

もう一度抱きしめてよ