ねくねみねねれーしょん?

ぐだぐだぽえむ

消えた夏の夜

花火の後の静けさ

耳が慣れない

君の声が幾分か小さく聞こえる

いつも見る制服の君と

今日だけ特別な浴衣の君は

雰囲気から違う気がした

花火を見た公園から駅まで歩いた

付き合ってもない君の隣で

新しい何かが芽生えそうな

曖昧で落ち着かないこの感じ

早く1歩出たいけど少しでも大切にしたいこの1分1秒

花火の前に食べたかき氷の甘ったるい感じが

なんか口の中で再発してる

駅に着く頃には

乾いた喉に通すお茶も妙にぬるい

ぬるいというか温かかったのが冷めたみたいな

でも何故だか気分は悪くない

繋がらない会話のキャッチボールに

四球押し出し満塁

ただ幸せな時間だけが流れていた

妙な緊張感と胸の高鳴り

落ち着かない鼓動と履き慣れない新しい靴

電車の揺れが何だか大きく感じた

気づけば君の最寄り駅

ありがちなさよならを告げた

徐にLINEを開いても送るタイミングとかわからないし

馬鹿みたいにTwitterを読み流したりして

自分も家に帰る

おやすみを言う関係でもないし

また明日話せばいっか程度の

そんな気持ちで枕に顔を埋めた

 

でも明日は来なかった

 

寝惚けた目に映る

既読のつかないLINEに

信じられないテレビの文字

強制わいせつ致死

心から闇が広がるような

苦しくて痛くて辛かった

昨日の自分を殺してしまいたい

何もかも分からなくなってしまった