ねくねみねねれーしょん?

ぐだぐだぽえむ

冬の月

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その笑顔だけは嘘であって欲しくない

 

語りかけてくる君はまるで月のよう

騙りかけてくる君はまるで太陽のように

 

無理にでも笑ってくれる

 

屋台の灯りは少し眩しい

灯台の燈りは少し寂しい

 

海に映る火花の明りは

とても麗しくて

 

月のように

強く明るく

憎く妬ましく

嘘で虚言で偽りを固めて

ただ

笑って

 

海に映る君の影は

暗い海を明るくしてるようだった

 

本当の月は

泣いていた

 

本当の君もまた

泣いていた

 

海に映る光たちは

夜の闇に

月の闇に

呑まれていってしまった

 

笑っていたかっただけなのに

 

ただ

打ち上がる花火だけは

 

その笑顔を照らしていた