最期の一歩
恋じゃなくて愛なんて言い訳
もう聞き飽きたし
嘘じゃないってより
合理化することしか出来ない愚かさ
君の嘘と僕の妬みが
ぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる
回り回って転生の輪廻
天井にくくりつけたロープの輪っかに手をかけた
ぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる
止まらない感情に終止符を打つ
夢と希望が背中を押す
椅子の倒れる音と
ギシギシなるロープの音が
見事なセッションを部屋中に奏でる
吊られた自分を見届けながら天へと昇り
天使の輪っかに映る君の姿は
知らない場所で知らない男と
何も知らずにこんばんは
知らない繋がりから漏れる荒息は
初恋の音のアウトロへ