ねくねみねねれーしょん?

ぐだぐだぽえむ

待ちくたびれて朝が来る (過去作)

 

公園の講演の後援も終わり
なんかもう夜かなくらいな感じの夜
生暖かいあの感じね
ヒートテックに手を入れた時みたいな
くだらない駄洒落も出なくなってきた
てか俺もう疲れたわ
てな感じで夜になりかけの夜を歩く
白い線踏んで歩く
落ちてる吸殻でも数えながら
誰かの痰とか吐瀉とか
そのへん
汚ねえし
少し明るくなった
駅前のコンビニの灯りに
少しほっとした
ホットの午後ティーはトラウマだけど
暑いからひやっとした
のが気持ちよさそうだけど
電車丁度行っちゃった
ひやっとした
次の終点までいかないからさらに次だ
ついてないな
コンビニよるか
用もなく寄ったコンビニほど
コンビニエンスできないのはない
立ち読みするほど興味あることもないし
コンドーム買ってく高校生でも眺めて
興奮も覚えねえけど
冷たいなんか飲もう
蜂蜜とかそのへん
種類の偏ったサンドイッチ眺めてたら
電車の時間だ
意外とギリギリで階段走った
何年ぶりだろこんな走るの
あー、今朝も階段走ったわ
ひとつ飛ばしで降りて
転びそうになるいつものあれ
上りはひとつ飛ばしだけど
下るの厳しいよな
なんかアホみたいやし
アルミの看板に映る自分が
何しろバカみたいや
意外とこの駅降りる人多いんだな
てか微妙に混んでて座れねえ
終点まで結構あるのにだりい
空くの待つか
あ、さっきの高校生だ
彼氏といちゃついてるけど
あの彼氏サッカー部だな
セックス下手そう
よくやろうと思うな
マネージャーとかその辺の顔面スペックだし
まあやりたくても
やりたくなくても
まあやれるかなみたいな
非常食
ほらサッカー部単語帳取り出したぞ
言っただろ非常食
あからさまに可哀想な顔してちょっかい出すなよ
仕返しで中に出されんぞ
これただの下ネタ
くそどうでもいい高校生に
くそどうでもいい感情抱くくらい
クソ暇
やっぱ打ち上げ行っとくべきだった
合コンみたいになるから
うちのメンヘラ怖くてやめたんやけど
よく考えたらあいつ今日試験だから
家にもいねえしバレなかったのか
うわ、損したわくそ
まあどっかから流れても困るしいいや
出費もきついしね
女に払うくらいなら新しいPC欲しいわ
最近なんか打っても反映遅いし
アプリ開くのすげえ思い
てかWiFiが言うこと聞かん
正直なんもできないスペック
科学の進歩ってなんだよ
型が古いだけか
高1で買ったから4年くらいか
微妙な古さ
あとひと駅で席空いた
座んねえけどそこまでいやしくない
気づいたら高校生カップル降りてるわ
まあそりゃそうか
今頃サッカー部頑張ってるわ
電車人いねえのに
こっちはヤケに混んでんな
都会にいけるの多いし
まあ休日はこんなもんだっけな
てかもうこんな時間やな
ラーメンでも食って帰るか
あいつ何時に終わるんだっけ
たまには奢ってやってもいいか
たまには優しくしてやってもいいんかな
とりま都会から来るから
この改札に山貼って
当たれば奢ってやろう
優しくはしないわ
甘えた時の顔がださいから
いようにピシッとスーツ来てる割に
ハゲ隠せてねえなあのおっさん
カバンの持ち方なんか違和感やし
ハゲてんなあ印象強いわ
あ、帰ってきた
てかヤマ当たったわ
目合って気持ち悪いニヤニヤでニヤニヤしてる
やばいあいつ死ぬほど可愛いなおい
優しくしたろ
あーでもスイカ引っかかってんじゃん
くそださいな
くそ可愛いんだけど
くそ可愛いからいいや
今日くらい好きにやらせてやろう
別になんの保証もないけどね
「お前が可愛いからな」
「は?何、あたしよりきもいじゃん」
「お前のニヤニヤ見飽きたキモさ、神にでも残金抜かれてんじゃね」
ツンデレかよ需要な、気持ち悪いなお前」
「愛してるよ」
「愛してるよ」
いつものじゃんけん
甘えたら負けみたいな
7番出口から
ラーメン屋直行
奢ってやる
彼女可愛いから
ゆっくり階段降りれるし

君の手汗を感じながら

灯火

今週のお題「ハロウィン」

 

 

 

迷子の足音消えた

灯火を延々連ね葬儀

逝末何があろうと

 

 

 

山の南瓜畑に

 

 

 

欠ける月の夜

山の民は

狂い狂い踊り明かす

 

醜い姿は

霊さえ慄く

 

言い伝え

 

山里から離れた街からも

燃え上がる焔が見える

 

街の民は

彼らを

《人》と呼ぶことにした

 

醜さの象徴

感情という混沌を秘める

 

愚かな存在の具現として

 

 

神無月の末

年に一度

《人》は街に降りてくる

 

食糧を求め

ただ只管、民を襲う

 

 

 

 

 

 

 

 

寒気

こんな静かな夜は

 

4年前のことを思い出す

 

思い出は全部置き忘れてきたから

 

特に書くこともないけど

 

そういえば元小の友達が

 

子供産んだらしい

 

明日お祝いついでに少し遊ぼうかと

 

勉強の息抜きに

 

そんな勉強してないけど

 

対人ゲーム向いてないとかいいから

 

もっと仲良くしようよ

 

チーム内恋愛とか無しにしてさ

 

ただの陰口だけど

 

半分嫉妬

 

そんな興味無いけど

 

控えめに言って

 

うん

 

そんな書くことも無かったな

 

また明日も

 

ありきたりな太陽が

 

おやすみなさい

 

 

 

 

生きた証を残したくて

この何も無い世界に

私たちの墓でも作ろうかな

 

残すことに意味は無いけど

ただこの努力を認めてほしい

 

あの日、戦争の恐怖を知ってからずっと

生きる意味を考えられなかった

 

生きさえすれば何とかなる

生きなければ意味が無い

 

固定観念の積み重ねが

今になって辛く感じた

 

絶望の2文字に終わってたまるものか

 

 

そうだ

今まで生き延びてきたこの冒険を

旅行とでも名付けよう

 

終着点に依存しなければ

少しは楽になる気がした

 

 

人間はどこに行ったのか

 

私たちには何もわからなかった

青空

そんなに暇じゃないし

そんなに器用じゃない

 

レジ袋が有料化して

シールのものを買うことが多くなる

 

朝の憂鬱な時間帯

飲み物の陳列棚のドアは

いつもより重く感じて

 

冷えきったお茶に

目も覚めない

 

暖かいココアでも

買えばよかったなんて

踏切の前で

寒い朝の吐息に混じる

 

寒い方が息がしやすい

手袋の安心した温もり

透き通った空が恋しい

この寒さが

心の冷えを調和してくれる

 

君は夏が好き

でも僕は冬のが好きだ

 

夏も冬も同じ空を見上げて

腕時計

本当に辛い

イヤホンから流れる

大好きなバンドの曲でも

嫌になる夜

吐き気がして

イヤホンを外す

 

寝静まり返った住宅街

もうすぐ電車の音も止むくらいの時針に

冷たさを感じる

 

腕時計を耳にあて

秒針の音を聞くと

何故か妙に落ち着く

 

在り来りなコンビニの

たわいないバイトとの

些細な会話が

泣きたくなるほど

幸せにしてくれる

 

この世で一人になることなんてない

一人になんてなれない

 

そう言い聞かせてくれるこの街に

たとえ君が居なくても

 

ただ生きてる心地を感じる

甘温い位がちょうどいい

付き合う前のがときめくみたいな

在り来りなマイナス思考に

取り敢えずチョコソースかければ

それなりに甘くなるかなとか

言ってるくらいの恋愛感情

 

それなりに退屈になってくる

ネットの人との肉体関係が

騒々しいくらいの

行き過ぎた感情だったことを

昔のツイートを見て気づける

その甘温さが懐かしい

 

誰でもいいとか言ってたけど

ほんとは誰でもいい訳じゃなくて

ただ振り向いて欲しかっただけなんだよ

とかを鵜呑みにする童貞みたいな感情とか

それをメンヘラと言ってみたりする

その新鮮さに浸った

 

リベンジポルノの最後に

仲良かった頃のプリクラ載せるくらい

余裕のある遊び心なのか

ただの復讐心なのか

その曖昧に揺れる自分の姿と

蛇口を閉めたあとに手を洗いたいくらい

潔癖症だからとか言ってみる

その溺れる姿に情けなさを感じて

そんな思想持ってるみたいなことを

アイデンティティとか言って

 

ほんと無駄な感情の多い青年期が

何より楽しかったな

とか言える今この瞬間を甘温く過ごしてるなんて

高校生の自分に言い聞かせたいとか

気持ち悪いこと言ってんじゃねえよ

 

泣きたくなるほど嬉しい日々に

 

その甘温い何かを

ずっと抱きしめて