夜空に輝く歪みと迸り
顔の赤いサラリーマンが倒れて寝ている
湿った風に吹かれながら
キラキラした何かが拭かれる
流されがちなタピオカを片手に
飲み干せない真顔の女子高生
簡単な誘いでは飲んでもくれない
変わらない赤信号に
焦れったい汗も乾いていく
コンビニの光が暗く見える今日も
夜空の星がギラギラと輝いている
鉄球の音がギラギラと騒いでいる
流れ星に歪んだ願いを込めるその手は
赤く熱く湿っていた
終電に走る高校生と
終電に奔る大学生の
揺られながら揺られる揺れには
年齢確認も怠ってしまう
消える6300円と深夜料金の高さに
ビジネスしてないビジネスホテルと
ビジネスしてる非ビジネスホテルとを
比較しては揺られてしまう
今日は
灯りのつかない無賃泊と
灯りのつく4700円と
迸りの突く6300円と
1700-890=計算分からないけど
取り敢えずホテル代くらい払えよ
時給の低さと単位の遠さに
嘆く暇もない
履歴書の嘘が滲んでいく
今日は灯りのついた2人だけの1Kに
真っ直ぐ帰ろう
更新のないアカウントを削除しませんか
気取った文字を連ねても
いつかの悲しみを思い出す
閉じては開けてを繰り返す
どうしてこうなってしまったのだろう
後悔も間に合わないまま
更新も間に合わない
授業の合間に開く
繋がってるはずのアカウント
打っては消してを繰り返す
そんな甘い嘘も消えてしまう
予想外の景色
振り向いても
同じ景色が
虚ろ虚ろに下を向きながら
歩くそのペースは凍ったように
書いても消しても繋がらない
そんなアカウントでもいいですか
西陽の刺さない部屋に
隅っこの居場所すらなく
逃げても逃げても追ってくる
ミュートしても開いてしまうんだろう
君の憂鬱そうな
その笑顔
嬉しくて
寂しくて
忘れる事も出来ずに
欠けて書けても掛けれなくて
回る世界には置いていかれて
書いても書いても繋がらない
このアカウントは凍結中
繋がりを求めて
必死に綴った
その文字の中身に
何があるなんて
そんなこと
拭いたいのは
フォロワーの数じゃないのに
自演だとかパクツイだとか
掻き消されていく
書き消されていく
その気持ち
美人局
改札を出た時ふと見上げた
透き通った空はまるで
昨日のことを全て虚構とするように
無慈悲な寒さに心を奪われた
インフルエンザにくぐもる白い面が
人の形をしている
そんな奇妙な感覚すら懐かしく思えた
時計の針の指す方角に朝は来ないけど
それでも朝を待つ自らを
自ずと責めるしかなかった
吐気も治まり白面とも目線が合う
痛みも引いてきて
爪の痕傷も浅いだろうけど
財布の中の氷河期は中国にも止められない
妻の顔を浮かべても
後悔の念はベクトルを返した
先手必勝がどうとか
甘いのがどうとか
高校時代の親友を怨みたい
いつかのための毎日に
なんの意味も無かったんだ
後退り無く引くこの愁いを
もう少しだけ大事に取っておきたかった
真っ暗画面の向こうに
2年前の自分が笑っている
俯き加減
twice好きなjc釣っても
ああいうの大人とか勘違いとか
そういうことしか示せない姿が
憐れで腰も上がらない
冷めた姿も虚ろいで
前を向いたくても前がわからない
そんな曖昧さが
高校生になったとき後悔するんだよ
取り敢えずこの文読んで分かれよ
誰もそう言うので判断してないから
あとで責任とかよくわかんない事言って
切れない関係にしてくんの
実質既成事実みたいな
そんなの押し付けてくるクソモンペとか
警察沙汰にするとか脅しやがって
望んでもない関係に
望んでもない仕打ちを受けて
鮭ないから気色ね麻以
隠し好ぎでわからない
嫌いだよ気持ち悪いその喋り方が
そんな思いで通話してると違うから
ほんとに勘違いも程より先に
ブロックしてくれ
しょうもない恋愛観押し付けて
援交とか周りに見られて喜ぶ
いざスキャンダル撮られて
責任取れ
学校の子には見つかりたくないからごめん
って何
いや、ホテル代持ってるのにその態度さ
いいから抹茶善哉奢れ連れてけ
パンケーキでもいいからさ
そういう欲よりそういう欲て
取り繕うのたるいから
やめてくれ
優しいから受け入れるから悪いって
義務教育やってやったんだよこっちは
言い訳にも生温い
釣られんな汚ねえ面しやがって
左腕な気持ち悪いから
みんな嫌いだよ
好きになってくれないやつが
何より好きになれる
はやく受験終われ
Nekuneminenelation?
布団に包まれた私の中
夢の中くるくる回る
回る世界の中心に
ずっと見てくれる
傍に居なくても
どこに行っても
私の中でぐるぐる
くらりくらり踊る貴方を
ただ支配したいだけなの
糸をひいて踊らせて
ひらひら舞うその姿が
何より大切です
はあとまあくをかくその仕草に
惚れる瞬間ときめいて
謎のびっくりまあく繋げたら
勇気出して飛び出しちゃえ
のらりくらり背泳ぎしても
恐怖とその間ずっとそこに居てくれる
貴方はずっと覚えてくれる
我儘な私のからふるはあと
寝転んでみても
寝込んでみても
煮込んでみても
色んなはあとを
振り撒いて
その奥の瞳に触れたい
触れるためにたくさんはあとを
色んなはあとを
からふるはあとを撒きまくるのだ
とあるほし
なかみのないことかいてるとかそういうふうにおもわれたくないからこうやってわずらわしくかいてるなんてあとづけだれもきいてないけどそもそもなかみのあることをかくのはれぽーととかそういうちゃんとしたのにかけばいいとおもうしてかこういうのになかみもくそもないだろってはなしからはじめていきたいとおもうなにもはじまらないけどあしたはくるものであってはじまるものじゃないしじかんはすぎるだけのものであってなにかをすぎていくわけでもないすぎているのはじかんじゃなくてひとのきおくでわすれるのはきおくじゃなくてじかんだとおもうしそのときあったものをあったものとするじょうほうだけがのこるからもしかしたらじんせいはいまこのしゅんかんからはじまっていてきのうまでのなにかはだれかにつくられたくうそうのじょうほうにすぎないかもしれないからみたいなこわいこといっとくこういうのってしょうめいしようがないからやっぱきみょうできもちわるくてはきけがしてかっこいいよねきみょうなこといってるじぶんかっこいいみたいなおちぶれたやつといっしょにはしないでほしいけどあるしゅそういうこともあるかもしれないからとりあえずそこについてはふれるだけじらいをふむんだろうなとかおもってるひとつかんがえたこととしてやっぱなんのためにいきないといけないのかというあたりまえなこともちろんもくひょうをたてないとひとはなにをしていいかわからなくなるもくひょうっていってもかんたんなことからはじまるおなかがすくからおなかをみたすためにたべものをたべるたべものをたべるためにたべものがないからたべものをかいにいくたべものをかいにくためにおみせにはいるしなものをかうためにおかねをはらうそんなことからもくひょうはひとつずつきまっていくいきるためにこきゅうをするこれもじゅうぶんだいじなもくひょうだとかんがえてるもくひょうはあくまでもきゃっかんてきなものだからそれをしぜんにこなしてもむいしきてきにこなせてもじゅうらいのじゅうようせいにはなにひとつとしてかけるものはないとおもうそこでこんどはまくろにみておおきくじんせいのもくひょうってなんだろうひとつおくのさきのみらいのもくひょうがあるからこそいまのもくひょうをつくることができるいきるためにごはんをたべるそんなかんじにれんそうげーむはとだえないからでもじんせいしなければいけないことはないなんせせんそうがないせかいなんだからにほんじんはじゆうにうまれてきたからだからやりたいことをやろうでもやりたいことはないじゃあなにをしようそれなりにたのしくできればいいそれなりにたのしくってなんだどこからがそれなりなんだなにかをもとめることによってそれがみたされないときにつらくなるのはいいのかそれはたのしいにはいるのかならなにものぞまないのかそれはつまんないんじゃないのかでもそれしかないからかぜにゆられてそういきようそうけっしんすることにしたなんてあとづけだけどとりあえずいまはじゅけんとかいうそくばくからじゆうになれればそれでいいかななんてとりあえずすぎてわらえるからこれかいてるのになんのいみもなかったこうやってかんがえようとしてしきたててさいごにていぎとかかていしたしきだすみたいなせんたーでよくあるあれねそれいっかいやるとじかんなくなってきゅうわりきったりするからほんとにめいわくっていうかやりたくないっていうかほんとにやだなほんばんでやりたくないななんてうんはさゆうするものだからとかいってごまかしていたいなにかをじぶんのなかでぐつぐついってるなにかをうそでかこみたいひととのつながりとかそういうよくわかんないのはわらってるだけでなんとかしたいとくべつだとかだいじなひとだとかそういうのわかんないからひつよういじょうにちかづかないでほしいめんどくさいことがきらいだかくしんのないことはもっときらいだそういううかれたなにかにそくばくされてなにかをうしなってとりかえしのつかないことになるのはもういやだから
嘘で固めた世界に踏み込む勇気を手に入れた
世界を変えるような大事は起こせないけど
それでも確信のある何かを見つけるために
曖昧なことは嘘で固めても
それは罪にはならないよね
嘘が正義であると主観に認識され
真実が何もかもを悪と決めつける
なにが正しいかなんて人それぞれだから
僕の嘘は君の中の真実で
君の嘘は僕の中の真実で
真実を話すと裏切ったと言われ
嘘をつくと愛情を得て
虚無に浸ると束縛に陥る
不安定だからこそ獲得した何かを
大事にする義理は無いし
それこそ曖昧なことだけど
もう少しだけ揺らいでいたい